最近、利用している方が増えているGPS端末ですが、認知面が低下した高齢者に持ち歩いてもらえずに、苦労している方も少なくないようです。
キーホルダー型のGPS端末は、いくつかあるGPS端末の中で、持ち歩きがしやすいタイプとなっています。
このページでは、キーホルダー型のGPS端末が持ち歩きがしやすい理由、選ぶポイント、おすすめのGPS端末などを分かりやすく伝えていきます。
【高齢者向け|キーホルダー型GPS端末】とは、キーホルダーのように、かばんやポーチなどに取り付けることが可能で、高齢者に持たせることによって、位置情報が分かるGPS端末となっています。
キーホルダー型のGPS端末が、持ち歩きがしやすい理由は以下の通りです。
- 重量が軽く、サイズが小さい
ポケットに入れる、服に縫い付けることも可能 - キーホルダーのように、様々ところに付けられる
カバンやベルトなどにも取り付け可能
■在宅生活を支援してきた私の考え
GPS端末は、『外出時に持ち歩いてもらえるか』が一番重要なポイントです。
どんなに、性能が優れていても、持ち歩いてもらえなければ、全く意味がありません。
認知面が低下した高齢者の方は、忘れてしまうことを前提に、普段持ち歩く物や服などに、こっそりGPS端末を入れておくことをおすすめします。
だから、『持ち歩きのしやすさ』が大切なんです。
【キーホルダー型|GPS端末】持ち歩きがしやすい理由
この項目では、キーホルダー型のGPS端末が持ち歩きがしやすい理由を解説していきます。
- 重量が軽く、サイズが小さい
ポケットに入れる、服に縫い付けることも可能 - キーホルダーのように、様々なところに付けられる
カバンやベルトなどにも取り付け可能
重量が軽く、サイズが小さい
【キーホルダー型|GPS端末】は、電話型・スマートウォッチ型などの他のGPS端末などに比べて、重量が軽く、サイズが小さいことが特徴です。
重量は30~60g台、サイズは4~5cmの四角形となっており、持ち歩く人のカバンやポーチに入れていても気付かないくらいです。
また、カバンやポーチを持ち歩かない人でも、服のポケットに入れる・上着に縫い付けておくなどしても、違和感なく持ち歩くことが可能な重量・サイズです。
ご家庭にある小型のメジャーをイメージして頂くと、大体の感じがつかめるのではないかと思います。
■重量が軽く、サイズが小さい
- 電話型・スマートウォッチ型など他のタイプに比べて、重量が軽く、サイズが小さい
- 重量は30~60g台、サイズは4~5cmの四角形の端末が多い
- 持ち歩く人のカバンやポーチ・服のポケットに入れる、上着に縫い付けるなどしても持ち歩いていることが分からないくらいの重量・サイズである
ご家庭にあるメジャーをイメージして頂くと、大体の感じがつかめるのではないかと思います。
キーホルダーのように、様々なところに取り付けられる
一般的なキーホルダーを付けるカバンやポーチだけではなく、ストラップなどを通してベルトや歩行器など様々な場所に取り付けることが可能です。
外出する際の持ち物は、人によって異なりますが、キーホルダー型のGPS端末は柔軟に対応することが可能です。
■キーホルダーのように、様々なところに取り付けられる
- カバンやポーチなどキーホルダーを付ける一般的なところだけではなく、ベルトや歩行器などにも取り付け可能
- 外出する際の持ち物は人によって異なるが、キーホルダー型のGPS端末は柔軟に対応することが可能
【キーホルダー型|GPS端末】を選ぶポイント
【キーホルダー型|GPS端末】は、以下のようなポイントで選びましょう。
- 重量・サイズ
- バッテリー容量・バッテリー低下通知機能の有無
- 使用している通信回線
- 複数人の家族で見守ることが可能か
- 位置情報の精度
- 料金
重量・サイズ
このページで紹介している【キーホルダー型|GPS端末】は、重量は30~60g台、サイズは4~5cmの四角形であり、どの端末を選んでも『持ち歩きのしやすさ』に大差はないと思います。
この項目以下の選ぶポイントをしっかり把握して、ご自身に合った端末を選ぶようにしましょう。
■重量・サイズ
- 重量は30~60g、サイズは4~5cmの四角形
- キーホルダー型の端末を選べば、『持ち歩きのしやすさ』に大差はない
バッテリー容量・バッテリー低下通知機能の有無
『重量・サイズ』の次に、選ぶポイントとして重要なのは、バッテリー容量・バッテリー低下通知機能の有無です。
GPS端末を持ち歩いていても、バッテリーが切れて作動しなければ、意味がありません。
バッテリー容量はGPS端末によって、差が大きいので、しっかりと確認して、容量の大きい端末を選ぶようにしましょう。
また、なるべくバッテリーが低下していることを通知してくれる端末を選ぶようにしましょう。
■バッテリー容量・通知機能の有無
- GPS端末を持ち歩いていても、バッテリー切れで作動しなければ意味がない
- バッテリー容量の大きい端末を選んだ方が良い
- バッテリーの低下を通知してくれる機能も必要不可欠な機能
使用している通信回線
GPS端末は、現在位置を特定し、その位置情報を見守る人のスマホに送信するために、携帯電話の通信回線を使用しています。
都市部では無いと思いますが、郊外では使用している携帯電話の会社によって、通信ができない場合もあると思います。
よって、GPS端末がどの携帯電話の会社の通信回線を使用しているか、見守る地域が通信可能なエリアとなっているかを確認する必要があると考えます。
■使用している通信回線
- 位置情報を送信するために、携帯電話の通信回線を利用している
- 郊外では、携帯電話の会社によって通信できない可能性あり
- 『どの携帯電話会社の回線を使用しているか』、『見守る地域が使用している携帯電話会社の通信可能なエリアとなっているか』を確認する必要がある
複数人の家族で見守ることが可能か
GPS端末の位置情報を1人で見守るには、限界があり、なるべく複数人の家族で見守ることが望ましいです。
しかし、GPS端末は、見守る人数の制限・スマホの会社の指定などがある場合があるので、事前に確認することが必要です。
■複数人で見守り可能か
- 1人で見守るには限界があり、複数人の家族で見守ることが望ましい
- 見守る人数の制限などがある場合があり、事前に確認することが必要
位置情報の精度
位置情報の精度は、GPS端末にとって一番重要な機能です。
人工衛星などから発せられる電波を受信して、位置情報を測定しているので、利用する人工衛星などの情報が多いと、その精度は高まります。
よって、利用する人工衛星の数なども、確認していきましょう。
■位置情報の精度
- 位置情報の精度は、GPS端末の重要な機能
- 利用する人工衛星などの情報が多いと、位置情報の精度は高まる
料金システム
【キーホルダー型|GPS端末】には、主に2種類の料金システムがあります。
- 月額料金のみ
- 初期・端末購入費用+月額料金
『月額料金のみ』のプランは、GPS端末をレンタルするタイプが多く、初期費用がかからない分、月額料金が高く設定されていることが多いようです。
おすすめの【キーホルダー型|GPS端末】を徹底比較!
この項目では、おすすめの【キーホルダー型|GPS端末】を先程解説した選ぶポイントで比較していきます。
また、この中には、子供向けのGPS端末も含まれています。
基本的なGPS端末としての機能は高齢者向けと変わりがなく、重量・サイズ共に『持ち歩きのしやすい』端末となっているので、サービス選びの選択肢に入ると思います。
みてねみまもりGPS(第2世代・第3世代)
『みてねみまもりGPS』の最大の特徴は、GPS端末の中でトップクラスのバッテリー容量となっている点です。
バッテリーは最大2か月もつことが可能で、また、残量が低下した際に通知してくれる機能もあるので、バッテリー切れのリスクも低いと思います。
位置情報の精度も高く、総合的に見て、おすすめのGPS端末です。
2023年1月には、バージョンアップされた第3世代が発売されており、GPS端末にあるボタンを押すことで、緊急事態を知らせることが可能です。
重量 | 第2世代:54.5g 第3世代:56g |
サイズ | 第2世代:縦48mm×横48mm×厚さ20mm 第3世代:縦48mm×横48mm×厚さ22mm |
バッテリー容量 最大持ち時間 |
2000mAh 最大2か月 位置情報を3分間隔で送信し、1日2時間の稼働 |
バッテリー残量 通知機能 |
通知機能あり |
使用している 通信回線 |
ドコモLTE |
複数人の家族 で見守れる? |
複数人の家族で見守り可能 ※ 制限なし |
位置特定に利用 する情報 |
|
料金システム | 端末購入費用+月額料金 |
端末購入費用 | 第2世代:4752円(税込) 第3世代:5227円(税込) ※現在キャンペーン実施中で10%off |
月額料金 |
528円(税込) 第2・第3世代共に料金は一緒 |
公式HP | みてねみまもりGPS |
まもサーチ3
『まもサーチ3』の特徴は、重量が39gと軽く、本体中央にあるボタンを押すと見守る家族に位置情報を送信できる点です。
2023年2月からバージョンアップされて、バッテリー性能が大幅に改善し、最大2か月程度はバッテリーがもちます。
また、位置情報の精度も高く、コストパフォーマンスの高いGPS端末となっています。
重量 | 39g |
サイズ | 縦49mm×横49mm×厚さ15.5mm |
バッテリー 最大持ち時間 |
最大2か月 位置情報を3~4分間隔で送信し、1日2時間の稼働 |
バッテリー残量 通知機能 |
通知機能あり |
使用している 通信回線 |
ソフトバンクLTE |
複数人の家族 で見守れる? |
複数人の家族で見守り可能 ※ 最大5人まで |
位置特定に利用 する情報 |
|
料金システム | 端末購入費用+通信料(月もしくは年払い) |
端末購入費用 | 3680円(税込) 期間限定で割引販売中! |
通信料 | 月払い:528円(税込) 年払い:5500円 |
公式HP | まもサーチ3 |
あんしんウォッチャー|あんしんウォッチャーLE
【あんしんウォッチャー|あんしんウォッチャーLE】は、携帯電話大手のauが提供しているGPS端末です。
『au HOME』という生活をIoT化するサービスの1つですが、au以外のスマホを利用している人でも申し込むことが可能です。
【あんしんウォッチャー|あんしんウォッチャーLE】の最大の特徴は、『au HOME』のオプションサービスであるセコムの駆けつけサービスを申し込むことができる点です。
キーホルダー型のGPS端末では、他に駆けつけサービスがある端末は無いので、仕事や家事で忙しい場合には、おすすめのサービスとなっています。
『あんしんウォッチャー』と『あんしんウォッチャーLE』は、GPS端末やサービス内容には違いはなく、端末の購入費用とその後の月額料金の無料期間に違いがあります。
重量 | 53g |
サイズ | 縦50mm×横50mm×厚さ18.8mm |
バッテリー容量 最大持ち時間 |
1500mAh 最大1か月 |
バッテリー残量 通知機能 |
通知機能なし 本体・アプリで確認することは可能 |
使用している 通信回線 |
au LTE-M |
複数人の家族 で見守れる? |
複数人の家族で見守り可能 ※ 最大10人まで |
位置特定に利用 する情報 |
|
料金システム | 端末購入費用+月額料金 |
端末購入費用 | あんしんウォッチャー:11000円(税込) あんしんウォッチャーLE:5680円(税込) |
月額料金 |
539円(税込) あんしんウォッチャー:最大12ヶ月無料 あんしんウォッチャーLE:初月無料 |
公式HP | あんしんウォッチャー |
介護保険でレンタル・自治体の助成が無いかを確認しましょう!
高齢者向けのGPS端末の中には、『認知症老人徘徊感知器』という介護保険でレンタル可能な福祉用具として登録されているものもあります。
また、高齢者向けのGPS端末の貸し出しや利用料の助成を行っている自治体も増えてきています。
GPS端末の利用を検討している場合は、『介護保険でレンタルできないか』、『居住地の自治体で貸し出しや助成がないか』を確認することをおすすめします。