高齢者向けの【緊急ボタン|緊急通報システム】とは、体調の悪化や転倒などの緊急事態を第三者に知らせるシステムで、主に次の3種類があります。
- 自治体が運営する緊急通報システム
- 警備会社が提供する見守りサービス
- 市販の緊急ボタン
自治体が提供する緊急通報システムは安価で利用できますが、消防などが駆けつける場合に、鍵を開ける協力員が必要な場合が多く、利用しにくい状況となっています。
1人暮らしの高齢のご家族が、体調の急変などのリスクがある場合には、24時間・365日対応可能で、緊急時には自宅内まで駆けつけてくれる警備会社の見守りサービスがおすすめです。

■緊急ボタンのおすすめ
アルソック|みまもりサポート
- ペンダント型の緊急ボタンがある
- 自宅内まですぐに駆けつけることができる
- 豊富な見守り機器でリスクを見逃しにくい
- 24時間いつでも専門職による健康相談が受けられる
- 熱中症や災害発生の危険性を呼びかけてくれる
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自治体が運営する緊急通報システム

自治体が運営する緊急通報システムの通報先には、以下のようなものがあります。
- 消防・救急
- 在宅介護支援センター
- 社会福祉協議会
- 委託先の警備会社


通報先が、①【消防・救急】、②【在宅介護支援センター】、③【社会福祉協議会】となっている場合、サービスを利用するためには、近くに住む協力員が必要な場合が多くなっています。
協力員は、緊急時には駆けつけて、鍵を開けることを求められるため、確保が難しく、自治体の緊急通報システムの利用が進まない理由の1つとなっています。
『大阪市』では協力員が確保できなくてもサービスが利用できたり、『千葉市』では協力員が必要でも駆けつける必要性がなく、どちらも警備会社のスタッフが駆けつけてくれます。
このように、自治体によっては、協力員の確保が必要なかったり、駆けつけは警備会社のスタッフが行ってくれる場合もあります。
まずは、お住まいの自治体に利用可能な緊急通報システムが無いかを調べることをおすすめします。
調べる際には、『自治体名 緊急通報システム』という検索ワードで調べてみましょう。
■自治体の緊急通報システム
- 通報先が、『委託の警備会社』以外は、協力員の確保が必要な場合が多い
- 『協力員』は、緊急時に駆けつけて鍵を開ける必要があり、確保が難しい
- 自治体によっては、協力員の確保が必要なかったり、警備会社のスタッフが駆けつけてくれる場合もある
- お住まいの自治体に、利用可能な緊急通報サービスがないかを調べた方がよい
【緊急ボタン|緊急通報システム】の選び方

高齢者向けの【緊急ボタン|緊急通報システム】は、自治体が運営する以外に、警備会社が提供する見守りサービスや市販の緊急ボタンがあります。
ご自身に合ったサービス・システム選びができるように、以下の【緊急ボタン|緊急通報システム】の選ぶポイントを参考にして下さい。
- 通報先
- 使用する機器
- 必要な物品・環境
- 料金
通報先


警備会社が提供する見守りサービスの通報先は、警備会社の受信センターです。
また、市販の緊急ボタンは、設定によって家族を通報先とすることが多いと思います。
体調の悪化や転倒などの緊急事態は、いつ起こるか分かりません。
通報先が、仕事や家事を抱える『家族』である場合、緊急事態の知らせを受け取れなかったり、すぐに駆けつけることができない場合があります。
警備会社(鍵を預ける)が提供する見守りサービスでは、24時間・365日通報に対応することが可能で、緊急時には自宅内まで駆けつけてくれます。
■通報先
- 警備会社の見守りサービスの通報先は、警備会社の受信センター。
- 市販の緊急ボタンは、家族を通報先にする場合が多い。
- 仕事や家事を抱える『家族』は、緊急事態の知らせを受け取れなかったり、駆けつけることができない場合がある。
- 警備会社の見守りサービスでは、24時間・365日通報に対応することが可能で、緊急時には自宅内まで駆けつけてくれる。
使用する機器

高齢者向けの【緊急ボタン|緊急通報システム】に使用する機器には、以下のような物があります。
- 据え置き型の緊急通報装置
- ペンダント型の緊急ボタン
- スマホ
- GPS端末


緊急ボタンに使用する機器によって、緊急通報が可能な場所に違いがあります。
自宅内でのみ使用可能なのは、『据え置き型の緊急通報装置』、『ペンダント型の緊急ボタン』です。
自宅内・屋外でも使用可能なのは、『スマホ』、『GPS端末』です。
見守る高齢者が、自宅内・屋外のどのような環境で、【緊急ボタン|緊急通報システム】が必要かを検討しましょう。
■緊急通報が可能な場所
- 自宅内でのみ使用可能
『据え置き型の緊急通報装置』、『ペンダント型の緊急ボタン』 - 自宅内・屋外で使用可能
『スマホ』、『GPS端末』

必要な物品・環境

高齢者向けの【緊急ボタン|緊急通報システム】は、使用する機器によって、必要な物品・環境に違いがあります。
必要な物品・環境には、以下のようなものがあります。
- 電話回線
- スマホ
- ネット環境
利用を検討している【緊急ボタン|緊急通報システム】のサービスには、必要な物品・環境が無いかを確認しておきましょう。
料金システム

【緊急ボタン|緊急通報システム】の料金は、設置工事が必要か、駆けつけサービスがあるかなどで大きな違いがあります。
料金面で検討が必要な点には、以下のようなものがあります。
- 月額料金制か?端末買い切り制か?
- 設置工事の有無
- 駆けつけサービスの有無
おすすめの【緊急ボタン|緊急通報システム】

この項目では、おすすめの【緊急ボタン|緊急通報システム】を先程解説した選ぶポイントで比較していきます。
アルソック(ALSOK)|みまもりサポート

【アルソック|みまもりサポート】は、大手警備会社アルソックが提供する高齢者の自宅内見守りサービスです。
緊急通報ボタンがある据え置き型の緊急通報装置や各種センサー、首からぶら下げるペンダント型の緊急通報ボタンもあります。
緊急通報は、アルソックの監視センターにつながり、状況に応じて警備スタッフの出動指示、救急・消防への通報などの対応を行ってくれます。
使用する 機器 |
屋内でのみ使用可能 |
緊急通報が つながる 通報先 |
アルソックの監視センター |
必要な物品 環境 |
電話回線 |
設置工事 | 必要 設置工事費無料プランもあり 0円~13200円 |
駆けつけ サービス |
あり 月額料金に含まれている |
料金(初期費用) | 0円~ 設置するセンサーによって費用に違いあり |
料金(月額) | 2000円台~5000円台 設置するセンサーによって料金に違いあり ※上記費用はセンサーを複数設置した料金 |
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セコム|親の見守りプラン


【セコム|ホームセキュリティ(親の見守りプラン)】は、大手警備会社セコムが提供する高齢者の自宅内見守りサービスです。
防犯・火災などの異常を検知するサービスに加えて、高齢者を見守るセンサーなどが追加されたプランとなっています。
緊急事態は、据え置き型の緊急通報装置、首からぶら下げるペンダント型の緊急通報ボタン、各種センサーなどで知らせます。
緊急通報は、セコムのコントロールセンターにつながり、状況に応じて警備スタッフの出動指示、救急・消防への通報などの対応を行ってくれます。
使用する 機器 |
屋内でのみ使用可能 |
緊急通報が つながる 通報先 |
セコムのコントロールセンター |
必要な物品 環境 |
電話回線・ネット環境必要なし |
設置工事 | 必要 44000円~ |
駆けつけ サービス |
あり 月額料金に含まれている |
料金(月額) | 約3000円~5000円 設置するセンサー・プランで料金に違いあり |
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SINGCALL|緊急連絡ベル

【SINGCALL|緊急連絡ベル】は、ペンダント型の緊急ボタンを購入すれば、緊急通報装置として利用可能です。
WiFiと接続させたペンダント型の緊急ボタンを押すことで、家族のスマホに緊急通知ができる仕組みとなっています。
見守る高齢者宅に、WiFi環境は必要ですが、ペンダント型の緊急ボタンを購入すれば、その後は月額料金などはかかりません。
使用する 機器 |
ペンダント型緊急ボタン 屋内でのみ使用可能 |
緊急通報が つながる 通報先 |
家族のスマホ |
必要な物品 環境 |
ネット環境が必要 |
設置工事 | 必要なし |
駆けつけ サービス |
なし |
購入費用 | 3000円~4000円程度 |
料金(月額) | 0円 機器を購入すればその後は料金かからない |
エクサイト株式会社|ミ・マモーレ【BTPT2】

【ミ・マモーレ|BTPT2】は、エクサイト株式会社が提供するペンダント型の緊急ボタンサービスとなっています。
利用するためには、見守られる高齢者がスマホを持つ必要があります。
スマホとペンダント型の緊急ボタンを接続させることで、家族への電話・メール・SMSでの緊急通知を可能としています。
使用する 機器 |
屋内・屋外でも使用可能 |
緊急通報が つながる 通報先 |
家族の電話・メール・SMS |
必要な物品 環境 |
スマホ |
設置工事 | 必要なし |
駆けつけ サービス |
なし |
購入費用 | 44000円(税込) |
料金(月額) | 330円(税込) |
通報料金 |
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セコム|みまもりホン


【セコム|みまもりホン】は、大手警備会社セコムが提供する自宅内・屋外どちらも見守り可能なサービスです。
見守る機器は、auの携帯電話をベースにした電話型のGPS端末で、上部に付いたストラップを引っ張ることで、セコムのコントロールセンターに緊急通報がつながります。
セコムのコントロールセンターでは、状況に応じて救急への通報、位置情報を確認して自宅・外出先問わず、警備スタッフが駆けつけるように指示してくれます。
使用する 機器 |
電話型のGPS端末 屋内・屋外でも使用可能 |
緊急通報が つながる 通報先 |
セコムのコントロールセンター |
必要な物品 環境 |
電話回線・ネット環境必要なし ※GPS端末に通信機能あり |
設置工事 | 必要なし |
駆けつけ サービス |
あり ・自宅 無料 ・自宅外 11000円(税込) |
加入料金 | 11000円(税込) |
料金(月額) | 2420円(税込) |
公式HP 資料請求 |
高齢者向けの【緊急ボタン】は居住地の自治体で助成が無いか調べてみましょう!

高齢者向けの【緊急ボタン|緊急通報システム】の購入費用や利用料金の助成を行う自治体も増えてきているようです。
高齢者向けの【緊急ボタン|緊急通報システム】の利用を検討している場合は、居住地の自治体で助成などが無いかを必ず調べてみましょう!