高齢のご家族が薬を飲み忘れないように、電話や家に行って呼びかけたり、薬の確認をされるなどの対策をされている方は大勢おられます。
しかし、仕事や家事を抱えて、毎日、内服の呼びかけや確認を行うことは、大きな負担となってしまいます。
そこで、今回は、1人暮らしの高齢のご家族に、電話したり、家に行かなくても、薬の内服の呼びかけや確認が可能なスマートホームサービスや高齢者見守りサービスをご紹介していきたいと思います。
- 薬の飲み忘れ防止対策【スマートホームサービス・高齢者見守りサービスを活用】
- 薬の内服を呼びかける方法
- 薬の内服を確認する方法
薬の飲み忘れ防止対策【スマートホームサービス・高齢者見守りサービスを活用】
スマートホームサービスや高齢者見守りサービスを活用することで、以下のような薬の飲み忘れを防止する対策が行えます。
- 音声や文字による薬内服の呼びかけ
- カメラ映像による薬内服の確認
数年前までは、電話や訪問をしないと、薬内服の呼びかけや確認はできませんでした。
しかし、昨今のネットサービスの発展により、電話や訪問せずに上記の対策を行うことが可能です。
スマートホームサービス・高齢者見守りサービスについては、以下の項目で説明していきます。
スマートホームサービスとは
スマートホームサービスとは、家の中の電化製品や照明をインターネットに接続させて、スマホやスマートスピーカーで操作可能にするサービスです。
一人暮らしの高齢のご家族の家に、スマートホームサービスの機器を設置することで、電話や訪問をしなくても、薬の内服を呼びかけたり、薬を飲んだかの確認を行うことができます。
高齢者見守りサービスとは
高齢者見守りサービスとは、センサーやカメラなどの見守り機器を使用して、高齢者の暮らしを見守るサービスとなっています。
高齢者世帯の増加に伴って、利用される方が増えています。
薬の内服を呼びかける方法
高齢で認知面の低下があると、薬を飲むことを忘れてしまうため、薬の内服を呼びかけることが必要です。
薬の内服の呼びかけは、以下のようなスマートホームサービスの機器や見守りサービスで行うことが可能です。
- スマートスピーカー
- 見守りカメラ
- みるモニ
それぞれについて、詳しく解説していきます。
スマートスピーカー
スマートスピーカーとは、インターネットに接続したスピーカーで、AI(人工知能)によって、調べ物や音楽再生、家電操作などが行えます。
代表的なスマートスピーカーは、Google(グーグル)やAmazon(アマゾン)から販売されています。
どちらのスマートスピーカーでも、専用のアプリから決められた日時に、『薬の時間です』などと好きなメッセージ設定して、自動的に薬の内服を呼びかけることが可能です。
代表的なスマートスピーカーを紹介していきます。
Google|Nest Mini スマートスピーカー
薬の内服などの予定の呼びかけだけではなく、天気やニュースなどの情報検索、音楽再生も可能なスピーカーとなっています。
予定の呼びかけは、Google Homeアプリのルーティンというボタンから設定可能です。
時間・曜日、繰り返しの有無、呼びかける内容などを入力します。
Amazon|Echo Dot(エコードット)第4世代
Amazonが提供するスマートスピーカーで、Googleと同様の機能を有しています。
予定の呼びかけは、アレクサアプリのリマインダーという機能を使います。
リマインダーの内容(呼びかける内容)、繰り返しの有無、日時、時刻などを設定すれば、完了です。
見守りカメラ
見守りカメラは、ネット環境がある場所に設置すれば、離れた所からスマホなどで映像を確認することが可能です。
映像を確認するだけではなく、カメラにマイク・スピーカーも内蔵されており、カメラの前にいる人と離れた場所にいる見守る人との間で、会話することが可能です。
この機能を使って、カメラの前にいる人に、薬の内服を呼びかけることが可能です。
見守りカメラの紹介は、映像による薬内服の確認の項目で行います。
みるモニ
みるモニは、ネット回線と各種センサーが内蔵された本体をテレビに接続し、高齢者の生活を見守るサービスとなっています。
特徴は、テレビに接続している点であり、テレビにメッセージを表示させる機能があります。
この機能を使って、薬を内服する時間に、『薬の時間です』とテレビに表示させれば、薬の内服を呼びかけることができます。
難聴などで、電話や音声での呼びかけが難しい場合の代わりの手段として、おすすめです。
みるモニの解説記事は、こちらです。
薬の内服を確認する方法
薬の内服を呼びかけるだけではなく、薬を保存している服薬カレンダーやケース近くに、カメラを設置しておくと、薬の内服を確認することが可能です。
薬の内服の確認は、以下のようなスマートホームサービスの機器や見守りサービスで行うことが可能です。
- スマートディスプレイ
- 見守りカメラ
それぞれについて、詳しく解説していきます。
スマートディスプレイ
スマートディスプレイとは、スマートスピーカーにディスプレイが付いた形となっており、見た目はタブレットに似ています。
よって、スマートスピーカーと同様に、『薬の時間です』などと好きなメッセージ設定して、自動的に薬の内服を呼びかけることが可能です。
スマートスピーカーは、音声のみで操作しますが、スマートディスプレイは音声での操作に加えて、ディスプレイにタッチしても操作することが可能となっています。
また、カメラが内蔵されており、室内の様子を確認することが可能な点も、スマートディスプレイの大きな特徴となっています。
このカメラ機能を使用して、離れた場所から映像を見て、薬の内服を確認することが可能です。
以下に、薬の内服が確認可能な代表的なスマートディスプレイを紹介します。
Google|Google Nest Hub MAX
薬の内服呼びかけと確認だけではなく、YouTubeの視聴やビデオ通話などを行うことが可能です。
Amazon|Echo Show10(エコーショー10)
Googleのスマートディスプレイと同様の機能を有しており、薬の呼びかけと内服確認が行えます。
見守りカメラ
見守りたい家族が住んでいる家にカメラを設置し、カメラの映像を見ることによって、薬の内服を確認することが可能です。
代表的な見守りカメラを紹介します。
スイッチボット|カメラ
スイッチボット(SwitchBot)とは、家の中の電化製品や照明をスマホやスマートスピーカーから操作することを可能にするスマートホームサービスです。
スイッチボット(SwitchBot)には、屋内を見守る目的で、屋内カメラ・見守りカメラの2種類が2種類がラインナップされており、薬の内服呼びかけと確認を行うことが可能です。
スイッチボット(SwitchBot)の公式ホームページはこちらです。
「スマートホーム」のベストセラー【SwitchBot公式サイト】
スイッチボット屋内カメラ(首振りなし)、見守りカメラ(首振りあり)の購入はこちらから可能です。
スイッチボット|カメラ・人感センサーの解説記事は、こちらです。
ATOM Cam2(アトムカムツー)
『ATOM Cam 2(アトムカムツー)』は、屋内・屋外で使用可能な見守りカメラです。
スイッチボット(SwitchBot)のカメラと同様に、薬の内服呼びかけと確認を行うことが可能です。
公式ホームページは、こちらです。
購入は、こちらからできます。